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サファイア鉱山へ向かう〜その1〜 
2006.07.16.Sun / 18:00 
20060716175942
バンコクへ向かった。
暑いが日本より過ごしやすい。

翌日からカンチャナブリの鉱山へ向かうので、現地のスタッフと夜の打ち合わせをした。

通常立ち入り禁止の鉱山へはなかなか行けるチャンスに恵まれないので、迷わず行くことにしたのだ。

カンチャナブリといえば、サファイアの鉱山として有名だが、日本市場向きの石は、多くは産出されない。

やや淡いブルーか濃いブルーの2タイプにわかれていて、カラーゾーニング(石内部の色のついたライン)の石が多いからだ。

ただ、中にはきれいなサファイアもある。

韓国から来たバイヤーと会ったときに、カンチャナブリの石を沢山買っていたのを見た。

バンコクのバイヤーに聞いてみると、主に韓国や中国、中東のひとたちが買いつけをしているらしい。

ホントのところは、どうかは不明だが、バンコクでカンチャナブリの石をカッティングしている規模の大きなファクトリーがあるから、きっとたくさん売り先があるのだろう〜

ということは・・・

鉱山の規模は割りと大きいのだろうか?

写真は、スタッフとホテルでの打ち合わせが終わったときの一枚。
下からうえを見上げて、鉱山への期待をよせていた・・・

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サファイアのカラット数
ブログ、とても楽しく読ませて頂いています。
サファイアのルース購入に関して質問があります。
海外でサファイアを購入しようと考えているのですが、お店で聞いてきたカラット数とサイズを、日本のルースのネット販売を行う業者のHPを見ながら比較していると、同じカラット数なのに海外の方がサイズが小さいということがよくあります。
例えば、海外では1.96ctで6.0×4.9×3.0mmなのに、日本のHPでは6.34×4.28×3.71mm

こんばんわ〜。

バンコクへ行ってらっしゃったんですね。

サファイアかあ・・・

サファイアのカラーゾーニングかなり気になります。

日本へはあまり輸出されないと言うことですが・・
たまにカラーゾーニングのサファイアを見つけることがあります。

韓国などからの輸入品でしょうかねえ?


本日もポチ。していきま〜す。

菜の花さん、こんばんは♪
このご質問について、書き出すと長くなりますので、早速ですが、キャラット数というのは、石の重さのことなんです〜

石の大きさの単位ではないのです。

したがって、このふたつの石はサイズ的には違いがあっても石の重さは、プラスマイナス0ですね。

ご参考までに、石の長さと目方との関係の話をしておきます。

例えば、二つの石は石の横の長さと深さが、かなり違いますね〜

オーバルカットを前提にして解説します。

石の横の長さだけで考えると、0.62mm違いがあると、横幅のあるものが確実に重くなります。(ct数が増える。)ただ、この横幅の長い石は、石の深さが0.71mmも浅いので、逆に、石の目方は(ct数)軽くなります。
ちなみに縦の長さの0.34mmの違いは、前者の横幅と深さよりは、石の目方にそれほどまでに影響は及ぼしません。

1ctは、0.2グラムですから、サファイアの場合、石のサイズが0.5mmも違うと石の重さや石のプロポーションは随分とかわるのです。


もう少し説明を続けると・・・

石のプロポーションについて触れましたが、このサファイアの石のサイズだけから想像してみると、どちらもあまりいいプロポーションのサファイアではないでしょう。

両方の石が1.96ctのサファイアであることとサイズの誤記がないことを前提にします。

まず、前者の6.0×4.9×3.0mmのサファイアは、石の縦横のサイズに対して石の深さが、浅いと思います。

石を横からみて考えてみましょう〜
 
石を横から見たときの上半分のバランス、(クラウン側といいます。)は、ここでは二の次に考えて、(これを説明すると相関関係が複雑になるので)石の輝きに重要な石の下半分(パビリオン側といいます。)のバランスを考えます。

先に述べましたように、この石は深さが非常に浅いですから、石を上からみたときに、石の裏側(下半分)のふくらみ具合(バルジ)が、相当透けないような角度になっていないと、石にいい輝きがあることが期待できません。

もし、この石が余程いい色のサファイアであれば少し、検討できる石として考慮できるかもしれませんが・・・

これに対して、後者の6.34×4.28×3.71mmのサファイアは、1.96ctあるとは思えないくらいに、石の縦横のサイズはかなり小さくて見た目も小さいです。

いくら深さがあったとしても寸胴のように石が真下にむかっていては、石の輝きもさえず、あまり魅力のないサファイアではないかと思います。

また色のりも薄く、石の深さでなんとか色の濃さを保っているサファイアではないかと想像できます。

残念ながらどちらもおすすめ出来ないのがわたしの結論です。

もし、どちらかを選ぶしかないのであれば、前者の方に期待をよせたいと思います。

ただ、必ず海外での宝石のご購入は鑑別書の表記のチェックを注意深く、念入りにしてください。

鑑別書がないようでしたらおやめになったほうが、得策です。

サファイアには、合成石や処理石、張り合わせ石やガラスの充填など問題もあります〜

よろしければ、ご検討されている石の値段やお考えのご予算など、サファイアのURLなどを参考までに教えてください。

ブログのコメントか、ブログ右欄のメールフォームからでも結構です。

とりあえずお気軽にご質問してみてください〜






菜の花さん、追伸!
もういちど読みかえしてみると、おそらくサファイアの石の目方が違うのではないかと思います。

0.96ctとか表記の誤りではないでしょうか?

それでしたら、納得もいきます。

サイズから考えたときの石の品質とか、おすすめの石も変わります。

その理由とかも全くかわります。

菜の花さんからまた、コメントがあったときにこの続きをということで゙・・・

気がついたら朝になっていました〜少し寝とぼけて判断しそこないました。

スラちゃん!コメント明日書きます〜

ごめんね!

おやすみなさい!!



ご質問のサファイアに追記
やはりこのサファイアは、およそ1ct前後の石じゃないかなあと思います。

サイズ的には、このサファイアは、海外のものの方が大きく見えますね。

縦×横を比べてみるとそうなります。

あとは、光りのあまり差し込まないところで石を見たときに石がよく輝いて見えれば大きく見えますし、石の輝きがあまりなければあまり大きさは感じられません。

その点を考慮すると日本のH.P.で販売されているほうが、石は輝いてみえるかもしれません。

石全体のサイズだけを考えて石のプロポーションを想像してみると、日本のH.P.で販売されている石は、石の深さが縦横のサイズと比べて通常よりもやや深く、これに対して海外の方は浅いですから上記のように推理してみました。

あとは、石の色とプロポーションとのバランスですね。

石の色が濃すぎると、石の深さはやや浅いほうがきれいにみえますし、反対に石の色が淡いと石に深さがあったほうが、それぞれきれいにみえます。

まあ簡単に言葉だけでいえばこんな具合ですが、実際には石と値段をみないとなんとも言えませんね〜

何かご参考になれば、いいのですが・・・

ではでは

スラちゃん♪遅くなりました!
早速ですが、カラーゾーニングの石は、カンチャナブリの石だけではないのです。

説明不足でごめんなさい。

スリランカやミャンマー、アフリカのサファイアにもカラーゾーニングのあるサファイアは、ごろごろあります。

見た目にあまり影響をあたえないカラーゾーニングなら問題ないと思いますが、日本の石のバイヤーはカラーゾーニングある石を避けて買うことが多いのです。

その点は海外のバイヤーにも同じことが言えますが、値段が安ければそれでも売れる国もあったり、カラーゾーニングが見栄えに影響するという認識の許容範囲がお国にもよって違うみたいですね〜

日本で見かけたものは、日本に持ち込んだバイヤーの許容範囲であったか、特別安かったか、ジェムクオリティーでなかったかとどれかにあてはまるかと思います。

それとも失敗作!?

差し支えなければ、詳しいルポをお願いします〜

ではでは






報告します!
どうやら張り合わせ石とかではなく・・・


バイヤーの許容範囲内だったようです。

もう遠く古い時期の入荷だったようで・・・

私としては・・

Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネン

という気持ちですが・・

まあ・・入荷が私の入社前だったので何にも言えません。


でわ、報告終了しますっ。

そしてθ~~~ \(・ε・*) 足跡キーッス♪

大事なレポ!ありがとう♪
それりゃあ〜張り合わせとかじゃないでしょう♪

スラちゃんのつかみはとてもいいかんじです〜

大分、スラちゃんのブログ発展してきましたね〜

ご興味あるひとは、わたしのリンク先のグリーンガーネットさんへ遊びにいってみてください〜

石のはなしが、とてもやさしいいいブログだとおもいます♪

さて、Σ\( ̄ー ̄;)ナンデヤネンですが、昔は、カラーゾーニングのあるサファイアも、結構多かったのです。

ただ色はその当時としてはきっとまあ良かったのでしょう・・・

それくらい、色のきれいなサファイアが少なかったのです。

昔は、パイリンの色の濃いサファイアやカンチャナブリのサファイアも幅をきかしていましたから〜

程よいきれいな色のサファイアを見つけるのも大変だったと思います。

その代償がカラーゾーニングだったのでは・・・

遠く古い時期の入荷ということですから、値段的にもきれいな石を手にいれることも困難だったのでしょう〜

また、そのときの鉱山から出てくるサファイアの石の傾向もきっとそんな感じだったのでしょう〜

そして今もあるってことは、残りのサファイアは売れたっていうことで、めでたしめでたしですね!

スラちゃん!貴重なルポ、ありがとう♪





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プロフィール

てぃびさん

Author:てぃびさん
大学を卒業後、G.I.A.G,G. (米国宝石鑑定士)を取得。
その後、大手宝飾品メーカーに入社し、ダイヤモンドの鑑定を皮切りに、海外でのカラーストーンの仕入れからジュエリーの企画、販売へと従事し、宝石にまつわるエトセトラを学ぶ。
退社後、海外の宝石のマーケットや原石の採掘現場などにおもむき宝石の買い付けや買い付けのご相談の仕事をやっています。

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