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男の隠れ家 
2009.01.01.Thu / 13:19 
男に手を引っ張られるのは、ここへ来て二回目の出来事だ。

前は手をつながられる感覚だったが、今回のは明らかにどこかに連れられて行く。

そんな感じだった。

ただそれほど強制ではなく強引であるが親切そう、しかし余程なことがない限り拒む選択肢を与えない。

ちょうどそんな意味合いのようだ。

アジトの中は地下通路のような空間で壁には薄暗い明かりが三つ灯っている。

そこには窓は一切なくて入口出口は入ったところの一ヵ所だけ。

この先に青いものがあるんだろうか…。

私をアテンド?した男は奥の扉を開けて、ここで待っているという合図をする。

なんだかちょっとやばい状況だ。私の目の前には男が三人。

『そこに座りなさい。』ひとりの男が私にそう言った。。。

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青いアジト 
2008.12.28.Sun / 01:30 
店のカウンターの手前を横切って、家屋の中へ私は連れられて行った。

そして廃虚のような崩れかけた壁を横目に見ながら細い通路がしばらく続く。

途切れ途切れの階段を登りきると、今度は昔道路工事が行われて中断された坂道の一部分を屋根にした建物が視界へと入ってきた。

辺りはバザールとはまた違ったなんとも不思議なにぎわいをみせていた。

バザールとは異なった独特の雰囲気だ。

薄いヒゲを顔中にたくわえた男の笑顔は何ともいいようのない威圧感で、半ば強引に私の手を引っ張って、あの扉のむこうへと連れて行った。。。

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きっかけ 
2008.12.09.Tue / 03:07 
 アフガンの国境付近

 20年前のペシャワール

 バザールのなかをさまよい歩き

 気がつけば人混みからも遠く離れていた

 バザールの細いルートから外れると
 ぼこぼこだらけの道のうえ

 砂埃の空気に包まれてゆく

 そこからさらに奥まった場所へと歩いていくと
 ある店先の窓ガラスから何やら青いものがみえた

 人里離れた危険なムードを感じる場所だが
 洒落た雑貨店であることには間違いない
 
 しばらく黙ってそれをみていると・・・
 
 もっとみたいか?

 おこったように見える店員がついてこい
 っていう合図をする

 ちょっと高級なようで、わたしには手がとどかない
 みたいな感じだが、どこかくずれたような見てくれが
 もしかしたら自分にも手に入れることの出来る宝物

 なのかもしれない・・・

 あの青いオブジェは何だ?

 ただそれだけで

 わたしは男の跡をついていった。。。

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プロフィール

てぃびさん

Author:てぃびさん
大学を卒業後、G.I.A.G,G. (米国宝石鑑定士)を取得。
その後、大手宝飾品メーカーに入社し、ダイヤモンドの鑑定を皮切りに、海外でのカラーストーンの仕入れからジュエリーの企画、販売へと従事し、宝石にまつわるエトセトラを学ぶ。
退社後、海外の宝石のマーケットや原石の採掘現場などにおもむき宝石の買い付けや買い付けのご相談の仕事をやっています。

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